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Shorinji Kempo

開祖忌法要を行いました。

先日、当道院で開祖忌法要をしました。

金剛禅の開祖であり、少林寺拳法の創始者である宗道臣禅師の遺徳を偲ぶ大切な行事です。

76年前、戦後の混乱期に易筋行による人づくり国づくりを志して開祖が幸福運動を始めなければ、今ここで私たち門信徒が集まり少林寺拳法を一緒に修練することもなかったわけで、縁起の法則の絶妙な働きを感じざるを得ないです。やはり、人は人に活かされ社会に活かされている。決して、一人だけで存在しているわけではないと痛感した日でした。

私たちと一緒に修練しませんか。

小関さん三段に合格しました

当道院が開院した3年前に少林寺拳法を再開した小関さんは御年73歳ですが、先月3月12日の昇格考試において三段に合格しました。3年間、思うように修練できないこともありましたが、諦めることなく毎週1・2回欠かさず通って来られ、一緒に修練を重ねるごとに忘れていた技を思い出し、新たな技を修得していく努力の過程はとても素晴らしいものでした。本当に三段合格おめでとうございます。

そして、今回からは武階のほかに法階として「中拳士」の位階も付与されます。これは、武の技術のみならず金剛禅の教えについて学習を進めてきた結果を表しています。これからは、指導者の補助ができるようになります。

本山修行に行ってきました

2月14日、修行1日目

午後1時頃多度津駅から歩いて本山を目指し15分ほどで到着した。山の下の方に僧房があったのでドアを開け見たら、ちょうど担当の大坪さんが準備をしていたので、荷物を置かせてもらい、それから本山の正門へ向かい受付を済ませた。その後、3時から飯野局長の面談を受け、4時から入山式をしてもらった。私は大学支部から始めたので入門式を受けていなかったから、とても感動した。

2月15日、修行2日目

今朝一瞬吹雪いたが、すぐに晴れの天気になった。しかし、風が冷たい。完全に香川の気候を甘く見ていた。

朝は参禅会で易筋行と鎮魂行をした。易筋行では柔らかい動きで相手を転がす柔法をした、そして、作務をする。終了後、下に降りると職員総出で境内を掃除していた。なんと大澤館長も参加していた。その後、朝食を近くのスーパーに買い出しに行った。

昼は職員研修という易筋行に参加した。担当の職員のテーマに沿って高段技を修練した。

夜は本部道院で修練、はじめは少年部と一緒に楽しみ、次に一般と一緒に修練、修練後は30分程度自主練ということで、疑問だった技を一つ解決し、内藤さんに錫杖を少しだけ教えてもらった。幸運だった。

 

2月16日、修行3日目

今日も朝から晴れたが風が冷たい。日差しに少しも温かさを感じない。

朝は参禅会で、今日は結構ハードな内容で汗をかいた。

午前は開祖法話学習をした。

午後は禅林会館の図書室で本を読ませてもらった。

夜の本部道院は一般を対象にした2部制で、一部では富田先生のコアバランスを体験した。2部では向田先生の霊性を高める修練と霊性を活用した技を体感した。難しい内容だったが、感覚的に分かるし共感した。還暦を過ぎた私には必要な修練だと思った。

 

2月17日、修行4日目

今日も晴れの天気で、風は弱く日差しの温かさの方を強く感じた。

朝の参禅会の後、大雁塔を見学させてもらった。

午後は映像資料で学習、基本の足捌・体捌・体幹を勉強した。早速、自分の基本に取り入れよう。

夜は本部道院での修練の最終日だった。内藤さんから少年部6級の試験官を頼まれた。その後の一般部では、月1回の新井先生の指導日という事で幸運に恵まれた。一つ一つの動作に理屈があり、それを着実に身につけることで誰でも技術が上達することを示されていた。

 

2月18日、修行5日目(最終日)

今朝は曇り天気で午後から雨になった。

朝の参禅会の後、一旦僧房に戻り布団カバーの洗濯を始めてから再び山に戻り下山式に臨んだ。そして、僧房に戻って布団干し、部屋の掃除をして大坪課長の点検を受けた後で鍵を返却した。

振り返るとあっと言う間の5日間の修行だった。短期間ではありましたが多くの出会いと学びがあって得るものが多い修行でした。このような縁に恵まれた自分は幸運でした。また、機会があったら本山に修行に行きたいと思います。

 

新春法会2023

先週、当道院の新春法会を行いました。

なかなか皆が集まる日がなくて月末になってしまいましたが、門信徒一人一人が今年の目標を定め、そこへ向かって努力することと互いに応援することを誓い合いました。自己確立と自他共楽の調和の精神です。

今年も当道院は、より良い自分になろうと前向きに努力する入門者を歓迎いたします。ご連絡ください。お待ちしております。

Sさん4級に合格しました

先日、門信徒のSさんが4級に合格しました。次は3級です。緑帯から茶帯に変わるので、試験も少し難しくなりますが、一緒に修練していきましょう。

漸漸修学、毎回少しずつでも学び続ければ、自分は必ず変われると信じることが自信につながります。

六段を允可されました

12月4日、東京武道館で行われた特別昇格試験において六段を允可されました。技術の試験と面接試験がありました。面接においては道院長としての資質を問われる鋭い質問がありました。改めて指導者として日頃の立ち振る舞いから襟を正す覚悟をして来ました。

達磨祭を行いました。

先日、当道院の達磨祭を行いました。

達磨大師の遺徳を偲び門信徒の皆さんと初心に帰って修行を続けることを誓い合いました。

禅の四聖句「不立文字、教外別伝、直指人心、見性成仏」について金剛禅の教えや易筋行(少林寺拳法)の立場から私の理解できている範囲で簡単に説明させていただきました。

不立文字は、少林寺拳法の技のコツのように真理は言葉で言い表すことができません。

教外別伝は、技を見ることは大切ですが、実際に体を動かさなければ身につきません。

直指人心は、自分の技のコツにこだわっては上達できません。こだわるのは心です。

見性成仏は、こだわりを捨てた心が本来の自分であり、即ち仏です。自己確立です。

一緒に少林寺拳法で楽しく修行しませんか。

5級の昇級考試が行われました

先日、当道院で門信徒の5級昇級考試を重茂先生に審査して頂きました。

本人の仕事の都合で半年かかりましたが無事に合格できて大変喜んでいたようです。地道に修練を積み重ねた成果です。

少林寺拳法は金剛禅の修行法の一つなので、その試験は独特です。技術試験のほかに学科試験があります。級拳士には毎回作文の宿題が課されます。例えば、5級では、「金剛禅の主張と願い」と「技術と学科の学び方」の二つです。読本(教えを簡潔にまとめたもの)を何度も読み理解した内容を自分の言葉で表現します。そうすることで、体を鍛え技術を身につけるだけではなく、危機的状況でも人として正しい判断ができるように頭と心を鍛えます。

開祖忌法要と開祖デー

 

5月末に当道院で開祖忌法要を行いました。

開祖の遺徳をしのぶための金剛禅にとって大切な儀式の一つです。

 

 

合わせて、この時期に開祖デーと言ってボランティア活動など地域貢献に取り組み地元との縁を大切にします。これも釈尊の正しい教えである縁起の法則に基づく修行の一環です。

 

今回は、町内会の草刈協力隊に参加しました。電動芝刈機を使い緑道の植木剪定に挑戦しました。

コーチングと開祖の教え

今日、連盟からコーチングトレーナー認定証が届きました。昨年度、10カ月間、毎月2回、夜2時間のオンライン講座を受講し3月の修了試験を受けるまで毎回刺激的なアクティブラーニングで多くを学ぶことができました。技術修練が体の修練なら、コーチング学習は心の修練のイメージです。

最初は、最近トレンドのコーチング知識を学ぶ程度にしか考えていませんでしたが、だんだんと開祖の教えとの共通点に気づかされました。言葉や用語こそ違いますが、その意味する内容は同じものだと感じました。あらためて開祖の先進性に感嘆し敬服しました。そして、自分の選んだ道に間違いは無かったと自信を持つことができました。

今後も自己研鑽を重ね、拳士の人的成長なために自分にできることをして行くつもりです。