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Shorinji Kempo

能登ボランティア活動報告

5月の連休を利用して、伊藤昇市先生と一緒に石川県へ行って来ました。今回は少林寺拳法復興支援チームが、羽咋市にあるチームジャパンの活動に参加していることから合流しました。宿泊の拠点は、七尾市にある、能登七尾道院の専有道場です。織平秀一道院長には、宿の提供や拳士からの差し入れなど、大変お世話になりました。道場内に寝袋で泊まり込みです。関東や京都から総勢16名が集合したので、夕食時は賑やかな交流の時間となりました。4日と5日が活動日、前後が移動日です。6月まではボランティア活動での高速道路無料化の措置を利用しました。しかし、車での移動片道700キロ、慣れない雑魚寝、いびき攻撃、等々ありまして、後で体に堪えました。

チームジャパンは、石川県内で活動する様々なボランティア団体の一つです。被災地の支援要請とボランティア人材を調整している拠点となっています。8時にラジオ体操をして、それぞれの支援現場に向かいます。初日は、車で90分移動して北部の能登町の個人宅の土壁を解体する作業でした。少林寺拳法チームはガテン系が得意で、人数も多かったので時間内に終了しました。

二日目の現場は、更に北にある輪島市野町地区でした。ここは地震の後の水害で山肌や河川、農地が被害を受けたところで、田んぼの用水路の泥だしをしました。今年からやっと米作りを始められるようになったとのことです。農村地区はどこも高齢化が進み、被害は広範囲に及んでいるので、何処から手を付けたら良いのか分からないほどです。最近に整備されたであろう観光道路(能越自動車)も至る所で崩れていて、復旧には相当の年月が掛かりそうです。

七尾市では、コロナ明けで2年振りに開催されたという、青拍祭(通称でか山)がちょうど連休3日間と重なり、朝から夜中も山車を引き回しているそうで、歴史ある祭りを少し見学できました。また、有名な和倉温泉で汗を流しましたし、他にも良い温泉(柳田温泉)を発見しました。今回は会社の年次休暇を利用させて頂き、貴重な体験をすることが出来ました。また機会を作り、能登へ足を運びたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

参考写真:3台の山車が街を三日間練り歩くお祭りです。

昇級の実技試験を経て、級拳士が誕生しました

昨年の秋に入門していた、佐藤兄妹の昇級試験を行いました。考試員は岩手東水沢道院の伊藤昇市先生にお願いしました。伊藤先生の指導のお蔭で、元気な気合が出て来ました。初々しい白帯さんの姿が見れなくなると思うと一抹の寂しさを感じつつ、合格発表後には、それぞれに緑帯、黄色帯を締めた姿を見て、一歩づつ成長していることにも喜びを感じる一コマです。

2025年、今年もよろしくお願いします。

2024年は、12月27日に道場のすす払いをして、活動の納めとしました。今年は、所属拳士の進級による休会者があったり、新入門者があったりと、悲喜こもごもの年となりました。道場から離れても、金剛禅の教えが、それぞれの身体の血や肉となって染み付いていることを願っています。指導者である当道院長は、確実に高齢化していますが、ピカピカの一年生を前にして、ギャップを楽しんで奮闘中であります。集合写真は、11月の入門式のときのものです。転籍の鈴木さんや、伊藤先生、体験入門者も参加して、祝会は賑やかになりました。

新しい仲間が加わりました、よろしくね。

11月22日の修練日に入門式とお茶会を開催しました。新入門者は伊藤拳士の同級生とその妹さん、佐藤兄妹です。お友達を誘ってくれて道場が一気に賑やかになりました。入門者を代表して、難しい誓願文(せいがんもん)を読んで頂き、参加者一同が気持ちを新たにしました。お茶会ではお菓子を持ち寄り、楽しいひと時となりました。

 

5年振りの本山帰山、道院長研修会2次

コロナ禍明けで5年振りの本山へ帰山となりました。金剛禅総本山少林寺は香川県の丸亀市の隣の多度津町にあります。この町も一時期から比べれば過疎化が進み、商店街が寂しくなり、馴染の旅館が無くなったりしてはいます。しかし、今回の印象は違って、町役場の庁舎が駅の裏側に新築移転したり、新しい分譲地が整備されたりして、都市計画がしっかり機能しているなと感じました。所々に民家をリノベーションしたおしゃれなレストランがあったりします。果たして、我が町の特徴は何だろうかと考えた次第です。

さて、研修の内容は、二日間で講義5コマ、易筋行2コマです。次回3年後の資格更新に向けて、現状分析とこれからの道院活動の充実に向けの学びとなりました。グループワークの同じ班に小坂井道院の佐竹令子先生もいて和気あいあいとしたお話が出来ました。

多度津町は、鉄道の分岐点と造船などの港町。桃陵公園の中腹には金剛禅総本山少林寺が建つ。

駅前には少林寺拳法発祥の地のモニュメント。陸橋を渡ると令和4年に移転した役場庁舎がある。

飯野宗務局長は実技もキレキレですごい。

愛知県、小坂井道院の佐竹先生。震災時のボランティア活動ではお世話になりました。

修練始めは入門式からスタート

伸び伸びになっていた入門式を2024年、歳の始めに行いました。半年もお待たせ致しまして申し訳ありません。新入門者はピカピカの社会人です。仕事と道場での修練の両立は大変だと思いますが、楽しんで継続されることを期待します。頑張ってください。中央に立つ見届け人は、小学生の先輩拳士です。ご指導よろしくね。

大船渡市立東朋中学校で武道授業を指導

大船渡市立東朋中学校での指導は、昨年に引き続き2年目になります。岩手県教育委員会の中学校武道地域指導者派遣事業に登録をしてから、県内の中学校に出向くことが出来るようになりました。少林寺拳法を知らない中学生に指導することで新しい発見もあります。同行の重茂先生は現役の中学校の教員で、しかも東朋中学校は34年前の新任校とのことで、思い入れが違います。かつての教え子の子供が授業に参加していて、お話も盛り上がりました。地元紙の東海新報社さんがいつも取材をして、記事にして頂けます。お蔭様でプロの手による写真がお届けできます。

 

易筋行と達磨祭の秋です

猛暑の夏が過ぎ、やっと激しく動ける季節がやって来ました。コロナの影響も徐々に緩和されたので、個人の選択ですが、マスク無しでも活動をしています。10月30日には達磨祭を行いました。今回の法話は、ウクライナでの戦争が終わらないのに、また中東でパレスチナとイスラエルの紛争が発生している状況はどう理解したら良いのだろうかをテーマにしてみました。争いの絶えない現代の社会を見てモヤモヤする私達ですが、開祖宗道臣先生も終戦直後の日本で絶望を感じていたのだと思います。そして開祖の答えは、自分が得意とする拳の道を通じて人づくりをしようと決意された。さて、私達はどうすべきなのか、それが問われているのではないでしょうか。

 

拳春到来!やっと暖房がOFFに

5月になり暖かくなったと思ったら、花冷えになり、夜になるとまた冷え込むので、つい最近までストーブを焚いていました。軟弱な拳士の集まりでごめんなさい。今日は久しぶりに暖房なしでの修練です。この春、小学校に入学したばかりの、拳士の弟さんが道場に遊びに来ていて、縦横無尽に駆け回っています。

入門式で修行の決意を新たに

コロナの影響で伸び伸びになっていた、新しい仲間の入門式を行いました。新入門者には、新しい科目表の誓願文(せいがんもん)を奉読してもらいました。世の中に数ある修行の道の中で、当道院を選んで下さったことに感謝をすると共に、指導者としての責任を感じる次第です。これから、仲間と共に「自己確立」「自他共楽」の修行を楽しんで参りましょう。